iBooKのハードディスクを交換(4)

ハードディスク交換作業は難しいです。

先に注意として、個人で作業するときには、やはり書籍『はぐれMacFan改造派(2)』毎日コミュニケーションズ:刊 画像:画像をクリックするとAmazon.co.jpへリンクしますを購入し見ながら作業することをお薦めしたい。細かい作業手順はもっと詳しい写真がないとわからないからだ。

もっとデジカメで写真撮影しながら作業すれば良かったなぁ~、かなり反省した。

あと作業をはじめてわかったのだが、トルクスドライバー(星形みたいなネジ穴にあうドライバーのこと)はまったく使わなかった。

作業は、精密ドライバーと六角レンチ、あとテレホンカードや名刺のようなカードがあれば、問題なく進められる。

私のiBookは2001年に発売されたモデルなので、それ以降のモデルと一部、作業手順とは違う部分があると思うので、注意してください。

注意

iBookのハードディスクの交換はあくまでも自己責任で行なって下さい。
ここに記述されている文章だけで作業をすると失敗すると思うので、確実に作業を進めたい方は『はぐれMacFan改造派(2)』毎日コミュニケーションズ:刊)を購入することをお薦めします。
このページに記述された方法でハードディスク交換をされ、裏面を割ってしまったり、ハードディスクから火花が散ったり、iBookが破壊されてしまっても私は責任はとりません。
あくまでも情報ソースのひとつとして御活用下さい。

とくにハードディスク交換に自信のない方は、多少高くても、ハードディスク交換サービスを行なっているところに依頼されたほうがいいでしょう。(時は金なりです‥‥‥)


作業手順1:裏面をはずす。

001

(1)もちろん、最初にMacが終了していることを確認し、電源を抜き、バッテリーをはずすことを忘れないこと。

002

(2)裏面を見るとゴム足と目に見える3カ所のネジがあります。
六角レンチでまずは目に見えるネジをはずします

次に、ゴム足は引き抜くだけでいいのですが、意外と硬いので、精密ドライバーの一番細いマイナスドライバーでテコの原理を使いながら、ゆっくり引き抜くといいでしょう
わたしの場合、ゆっくり引き抜いたはずが、ゴム足の内側の部分が折れたようになってしまいました。
このゴム足の下に、ネジがあるので、精密ドライバーで取り除くこと。

003

(3)次に、バッテリーをはずした部分の内側にネジをされている部分があるので、そのネジを取ります。
ちなみに、そのネジのとなりにバッテリーをはずしやすくするためのバネがあるが、けっこうグリスでベトベトなので触らないように注意する。

これで、目に見えるネジはまったくなくなったので、裏面をはずすわけなのだけど、これがなかなかとれない。
精密ドライバーのマイナスで慎重に剥がしながら、ちょっとういたところに、テレホンカード系の薄いカードや名刺を挟みながら作業をしておいたほうが便利だと思う。
この時点で、裏面を剥がす作業をしつつ、目に見える部分のネジをはずすとあとの作業もやりやすい。

(5)最後に光学式ドライブのトレーを開けると、裏面をはずしやすくなる。
結構硬くはめられているので、根気よくゆっくり慎重にはずすのがポイント。
これで裏面の白い部分がとれる。

003

 

作業2:裏面の下の部分のネジをはずす。

003

(1)裏面の白いプラスチックをはずすと裏面の下の板が見えるようになる。
この見える部分のネジはすべてはずしておくこと。
ちなみに、テープがはってあるが、交換作業のためにはずす必要はないので、無視しておく。
ネジをはずすことで、表面の同様の素材がはずれやすくなる。

このネジを取る作業で忘れそうになるのが、光学式ドライブのトレーの入口の付け根部分の内側の見えない部分のネジ。このネジは見落としやすいし、はずしにくいので、ゆっくり根気よくネジを取り除くこと。
以上でこの部分での作業は終わり。

裏側は剥がさないのでネジをはずしたらそのままの状態にすること

003

 

作業3:キーボードをはずす。

(1)キーボードは精密ドライバーのマイナスで、中央のダイヤルをまわし、タブをはずす。
ここらへんは、iBookのメモリー、無線LANの取り付け方と同じなので、マックメムあたりのメモリの装着の仕方を参考にされるといいと思う。
もしも、無線LANカード、メモリを装着している人は、それもはずしておくこと。

(2)キーボードと本体は、持ち方を間違えるとすぐに切れそうなケーブルで接続されているので、本体側の根元のケーブルが接続されている黒いプラスチック部分をゆっくりとりはずす。

マイナスドライバーで慎重にゆっくりはずすと良い。
なお、トラックパッドのものもあるので、それも同じように慎重にはずすこと

 

作業4:表面をはずす。

(1)表面を固定しているネジをはずす。ネジは3つ見えるが、一つは円形の磁石の下に隠れていて見えないので、その磁石を取り除き、ネジを取り除くこと。

(2)表面のカバーはネジを取り除くことで取り外せるので、裏面同様、慎重にとちはずすこと。起動電源部分とACコードの接続部分があるので、外すときに注意が必要

(3)この表面には色々とコードが接続されているが、全部取らなくても良い。
とくにスピーカーのコードはとりにくいので、とりつけたままでも中のネジはとりはずせるので、そのネジをはずす。

ここでのネジはずしは結構大変なので、どのネジがどこにあったのか、ちゃんとメモしておくと良い。
私の場合、忘れたために、戻すとき大変だった(T-T)

ネジをはずすとロジックボードや、光学式ディスクなどを見れる状態になり、いよいよハードディスクを交換できるようになる。

作業5:いよいよハードディスクを交換

ハードディスクは、iBookを使うとき、左手にあたる部分にあることがわかる。
さきほどの板をはずすと、ハードディスクがロジックボードとハードディスクを接続しているケーブルの下になっているので、コネクター部分をはずす。

片方は持ち上げやすくなっているので、そのままゆっくり引き上げると問題なく、コネクターがとれるはず‥‥‥。
ハードディスクはネジで固定されていないので、コネクターをはずせば、とれるので、コネクターをすべてはずすこと。

購入した取り替えるハードディスクと交換するために、iBookに取り付けられていたハードディスクのマウンターをはずす。このマウンターは六角レンチではずせる
とりはずしたマウンターを取り替えるハードディスクに取り付け、あとは逆の手順で組み立てれば、交換は完了。


以上の過程で、ハードディスク入れ替えを無事終えたが、どうも裏面と側面の隙間が増えたような気がする。

電源をいれると無事起動したので、問題なく入れ替えは終了した。
なお、もともと入っていたハードディスクは、外付けハードディスクに入れ込んだ。

外付けハードディスクにもともとのOSも入っているので、外付けのハードディスクから起動し、新しいハードディスクに中身を入れなおせば終了だ。

ただ、無事終わったはずが‥‥‥また問題が‥‥‥‥。

(つづく)

 

【文章・ムラヒデ20030601】


このページの上へ
Dreamweaverでゴォ! 制作著作/ノンピリオド:村山秀明